★鎌仲ひとみ監督から学ぶこと。 [⇒映画]
失礼ながら、鎌仲ひとみ監督の事は最近まで存じ上げませんでした。
原発や放射能の事を知りたくて、色々本やネットでドキュメンタリー映画などを探している中で鎌仲ひとみ監督の作品の事を知りました。
今のところの最新作「ミツバチの羽音と地球の回転」を含めて、鎌仲監督の放射能や原発に関する作品は3作あります(「ヒバクシャ ~世界の終わりに~」(2003)、「六ヶ所村ラプソディー」(2006))。
下の動画は、先日、「ヒバクシャ」上映後に行われた鎌仲監督のトークショーの模様です。もちろん、マスコミや政府の言っていることを100%信じていたわけではありませんが、それでも鎌仲監督の話は我々一般人には伝わってこない事が多く、恐ろしさに鳥肌がたってしまいます。
やはり、時間をかけて自らの足で本当の事を取材してきた人の言葉だけあって、重みを感じます。
◆鎌仲ひとみ監督のトーク(2011年4月14日 渋谷・アップリンク)
鎌仲監督の話、トークのテクニックは凄いですね。40分弱ある動画なのに長さを感じさせません。言葉の選び方はさることながら、非常に聞き取りやすいスピードで間々に質問をいれる事で、聞き手の集中力を低下させないように工夫していて、引き込まれてしまいます。
自分は原発は覚せい剤と同じだと思っています。原発で潤う人ももちろんいるのだろうけれど、それは確実に自分も自分に関わる人々も、そして全然関係無い人たちまでをも巻き込み、ボロボロになって自滅していくという点で、同じものだと。
特に子供がいる人にとっては知らぬ存ぜぬで逃げる事は、自分の子供の首をじわじわ絞めている事と同じだという事を良く理解した方が良いのではないでしょうか。
でも、先日の都知事選の結果を見ても、東京に住んでいる人々はたとえ自分の子供であろうと、自分に関わらない事には無関心・無責任なのだ、という事が良く分かりましたね。
鎌仲監督の作品は今、自主上映などの依頼が殺到しているようで、東京でも6月4日から渋谷・ユーロスペースでの再上映が決定しています。
その他の上映情報は「ミツバチ@Official Blog」でご確認ください。
原発や放射能の事を知りたくて、色々本やネットでドキュメンタリー映画などを探している中で鎌仲ひとみ監督の作品の事を知りました。
今のところの最新作「ミツバチの羽音と地球の回転」を含めて、鎌仲監督の放射能や原発に関する作品は3作あります(「ヒバクシャ ~世界の終わりに~」(2003)、「六ヶ所村ラプソディー」(2006))。
下の動画は、先日、「ヒバクシャ」上映後に行われた鎌仲監督のトークショーの模様です。もちろん、マスコミや政府の言っていることを100%信じていたわけではありませんが、それでも鎌仲監督の話は我々一般人には伝わってこない事が多く、恐ろしさに鳥肌がたってしまいます。
やはり、時間をかけて自らの足で本当の事を取材してきた人の言葉だけあって、重みを感じます。
◆鎌仲ひとみ監督のトーク(2011年4月14日 渋谷・アップリンク)
鎌仲監督の話、トークのテクニックは凄いですね。40分弱ある動画なのに長さを感じさせません。言葉の選び方はさることながら、非常に聞き取りやすいスピードで間々に質問をいれる事で、聞き手の集中力を低下させないように工夫していて、引き込まれてしまいます。
自分は原発は覚せい剤と同じだと思っています。原発で潤う人ももちろんいるのだろうけれど、それは確実に自分も自分に関わる人々も、そして全然関係無い人たちまでをも巻き込み、ボロボロになって自滅していくという点で、同じものだと。
特に子供がいる人にとっては知らぬ存ぜぬで逃げる事は、自分の子供の首をじわじわ絞めている事と同じだという事を良く理解した方が良いのではないでしょうか。
でも、先日の都知事選の結果を見ても、東京に住んでいる人々はたとえ自分の子供であろうと、自分に関わらない事には無関心・無責任なのだ、という事が良く分かりましたね。
鎌仲監督の作品は今、自主上映などの依頼が殺到しているようで、東京でも6月4日から渋谷・ユーロスペースでの再上映が決定しています。
その他の上映情報は「ミツバチ@Official Blog」でご確認ください。
おじゃましてます。
鎌仲ひとみ監督は私も初めてしりました。
実はというか、私は被ばく二世になります。
長崎以外でこのことを話すとかなり驚かれて
そんな事カミングアウトしなくてもと言われたり
しますが、長崎では私たち同年代では珍しい
ことではありません。
だからと言うわけではありませんが、鎌仲
監督のお話に聞き入ってしまいました。
長崎には被爆者の団体が数多くあります。
しかし、本来の核廃絶などのような運動を目的
にせず、利権というか既得権益を守るため
だけに活動されている団体が多く見られます。
なので鎌仲監督のように第三者的な目で客観
的に物事が判断できる方に原子力を含めた
核廃絶などについて被爆地でお話いただけたら
と思いました。
被爆地に生まれ育ったもの特有の見方になる
かもしれませんが・・・。
by 3100c (2011-05-11 04:27)
3100cさん、コメントありがとうございます。
>私は被ばく二世になります。
そうだったんですか!実は、自分も鎌仲監督と同じように、ヒロシマ・ナガサキを過去の事だという気持ちが強くなっていました。
しかし、それが今回の福島の事故につながったと、今は凄く反省しています。あるところでは、この事故の事を「3度目の原爆」という表現を使っていました。
>長崎には被爆者の団体が数多くあります。
>しかし、利権というか既得権益を守るためだけに活動されている団体が多く見られます。
なんとも、複雑な気持ちにさせられる事実ですね。やはり、先人の方々には同じ事を繰り返さないように、自身の体験を語り継いでいっていただきたいですね。
>鎌仲監督のように第三者的な目で客観的に物事が判断できる方に原子力を含めた核廃絶などについて被爆地でお話いただけたらと思いました。
もし実現すれば、非常に大きな意味を持つ出来事になりそうですね。
今回の震災をキッカケとした原発事故は、全時代的な経済優先の社会の終わりだという事を政治家達にも早く分かっていただきたい。
それから、ヒロシマ・ナガサキの歴史をなおざりにする事は、日本が原始人以下のレベルに逆戻りすることになるような気がするのです。
by kapiraja (2011-05-11 22:14)