★追悼、中村とうようさんの遺産(4)・・・ハムザ・エル・ディン [⇒中村とうよう]
◆Hamza El Din(ハムザ・エル・ディン) / A Journey(ナイルの流れのように)
ハムザ(・エル・ディン)さんと中村とうようさんは、音楽家と評論家という関係だけでなく、友人としてもとても仲が良かったようだ。
ハムザさんは日本にも住んでいたという事もあるかもしれないが、彼の自叙伝「ナイルの流れのように」という本もとうようさんが訳して、日本で出版されていた事もあった。
そして、文字だけでなく、音としてもハムザさんの魅力を知ってもらうために、とうようさんが選曲・構成・解説をしたのが本CDである。
1990年にキング・レコードから発売されたものであるが、音源は1970年代にレコーディングされた1枚目と2枚目のアルバムからの選曲。
ハムザさんの音楽は民族音楽にカテゴライズされるものであるから、エレクトロニクス系の音は無く、基本的にウードとタールの編成で演奏されるが、その感触は驚くほどにポップ。
それも、常に世界中を飛び回っていたハムザさんだからこそのグローバルな感覚が成し得た音楽世界だと思う。
このアルバムにはその後も度々録音されたハムザさんの代表曲も多く収録されている。中でも「Assaramessuga(子供のころ)」という曲は個人的にも気に入っている曲。
◆Hamza El Din / Assaramessuga
きっと、とうようさんがいなかったら、ハムザさんが日本で正当に評価されるのがかなり遅くなっていたのではないだろうか。当然、「世界=アメリカ」という偏見から抜け出すのにも・・・。
そう考えると、とうようさんの尽力というのは、我々の感性のレベルを押し上げる大きな影響力を持っていたといえるだろう。
ハムザ(・エル・ディン)さんと中村とうようさんは、音楽家と評論家という関係だけでなく、友人としてもとても仲が良かったようだ。
ハムザさんは日本にも住んでいたという事もあるかもしれないが、彼の自叙伝「ナイルの流れのように」という本もとうようさんが訳して、日本で出版されていた事もあった。
そして、文字だけでなく、音としてもハムザさんの魅力を知ってもらうために、とうようさんが選曲・構成・解説をしたのが本CDである。
1990年にキング・レコードから発売されたものであるが、音源は1970年代にレコーディングされた1枚目と2枚目のアルバムからの選曲。
ハムザさんの音楽は民族音楽にカテゴライズされるものであるから、エレクトロニクス系の音は無く、基本的にウードとタールの編成で演奏されるが、その感触は驚くほどにポップ。
それも、常に世界中を飛び回っていたハムザさんだからこそのグローバルな感覚が成し得た音楽世界だと思う。
このアルバムにはその後も度々録音されたハムザさんの代表曲も多く収録されている。中でも「Assaramessuga(子供のころ)」という曲は個人的にも気に入っている曲。
◆Hamza El Din / Assaramessuga
きっと、とうようさんがいなかったら、ハムザさんが日本で正当に評価されるのがかなり遅くなっていたのではないだろうか。当然、「世界=アメリカ」という偏見から抜け出すのにも・・・。
そう考えると、とうようさんの尽力というのは、我々の感性のレベルを押し上げる大きな影響力を持っていたといえるだろう。
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