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【哀悼】かしぶち哲郎さん [⇒ムーンライダーズ]

つい先日まで知らなかったのですが、ムーンライダーズのドラムスを担当していたかしぶち哲郎さんが、昨年(2013年)12月17日にこの世を去られていたという事を、先日の(鈴木)慶一さんのツイートで知りました。享年63。

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葬儀は近親者のみで行われたという事で、同じバンドの慶一さんをはじめとするメンバーは2月8日に青山CAYで行われたお別れ会に出席したとの事。

自分はムーンライダーズの音楽を聴き始めて30年以上経ちますが、熱心なファンからしたらにわかファン程度でしかないので、それほど彼のことを詳しくは知りませんが、かしぶちさんの創る繊細でロマンティックな世界観の音楽が大好きでした。

そんな数少ない自分の好きな曲の中から、お別れと感謝の意味も込めていくつかをピックアップしたいと思います。

◆MOONRIDERS / スカーレットの誓い


◆MOONRIDERS / D/P


◆MOONRIDERS / Frou Frou


そして最後にムーンライダーズと森山良子さんとの共演曲「6つの来し方行く末」を。

◆MOONRIDERS&森山良子 / 6つの来し方行く末


沢山の素晴しい音楽をありがとうございました。安らかにお眠りください。

★ムーンライダーズ、35年間の活動、お疲れ様でした [⇒ムーンライダーズ]

今日、美容院の帰り、御茶ノ水のディスク・ユニオンに寄ったらムーンライダーズのボックスを見つけてしまい、つい衝動買いをしてしまった。

CIMG1201.JPG

ボックスに収められているタイトルは「マニア・マニエラ(1982)」から「AOR(1992)」までの7タイトル。状態も良く、これで3800円だったから、まぁ、後々1枚ずつ買うよりかは良いかなぁ、と。

この時期はちょうど自分もリアルタイムに彼らの音楽を聴いていた時で、アナログで今も手元に残っているものもあるけど、ボックスでまとめて聴くと、より彼らの世界観がトータルで見渡せるような気がする。

で、何でディスクユニオンでライダーズのコーナーを見ていたのかというと、その美容院で出された雑誌を読んでいたら、ムーンライダーズが年内で35年の活動に終止符を打ち、以後、無期限の活動休止に入るという記事を読んでいたから。

MOONRIDERS.jpg

◆ムーンライダーズ無期限活動休止のお知らせ

もちろん、そのニュースは情報が流れた時に知っていたが、残り1日というタイミングでその記事を見て思い出したのも、何かの縁かと。

正直、自分は他のファンと比べると、全然、彼らのファンと呼べるほど熱心にライダーズの音楽を聴いてきたわけではない。

しかし、日本のポピュラーミュージックにおいて、ムーンライダーズは最高のクオリティーの音楽を作り続けてきた人たちであることは充分認識しているつもりだ。

特に、自分にとってライダーズの最大の魅力は鈴木慶一・博文兄弟が作る詞の世界。日本語の組み合わせが見事で、ハッとさせられる言葉使いが沢山ある。

そんな数ある傑作の中で一番好きなのが1986年の「Don't Trust Anyone Over 30」(作詞:鈴木博文)。この詞は松本隆氏も絶賛していたという。



「冬の海まで車を飛ばして 24時間 砂を食べていたい」なんて表現、フーちゃん(鈴木博文)にしか出来ません。

今、世間に溢れている、ただ駄弁りを羅列しただけの稚拙な詞とはまったく次元の違う世界がここにはある。

日本最古のロックバンドであったムーンライダーズがミュージック・シーンから消えてしまう事は、我々の世代にとっての時代の終わりの象徴といっても言い過ぎではないような気がする。

何はともあれ、ムーンライダーズの皆さん、長い間、我々に素晴しい音楽を届けていただき、ありがとうございました。

これからもそれぞれソロでの活動を楽しみにさせていただきます。

ちなみに、新曲「Last Serenade」はこちらで12月31日23時59分まで無料配信中。



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★ムーンライダーズ/ゲゲゲの女房のうた [⇒ムーンライダーズ]

◆「ムーンライダーズfeat.小島麻由美/ゲゲゲの女房のうた」(2010)
IMG.jpg●作詞/鈴木卓爾
●作曲/鈴木慶一

c/w:日曜日はダメよ、くれない埠頭2010








昨年、テレビではドラマが大ヒットした漫画家・水木しげる、布枝夫婦の生活を綴った「ゲゲゲの女房」。そのテレビドラマと同時に企画が進行していたという映画版「ゲゲゲの女房」を今年のお正月に観に行ってきました。

テレビ版は全く観ていなかったので何とも言えませんが、映画版は淡々と物語が進んでいって、終わり方もあっけなく、「こんなもん?」って感じでした。

ただ、昭和の雰囲気が心地よかった。そして、映画を観に行った最大の理由は、テーマ曲をムーンライダーズが担当していたからでした(映画音楽は鈴木慶一。彼は本編で貸し本屋の店主としても出演)。

テレビ版はテーマ曲もヒットしたようで、朝に放送されていた事もあって爽やかな雰囲気になっていましたが、正直、水木しげるのイメージとはかなりかけ離れている印象をもっていました。

しかし、映画版のテーマ曲はさすが、あの怪しい空気が充満した見事な仕上がりになっていて、大好きになってしまいました。

◆ムーンライダーズfeat.小島麻由美「ゲゲゲの女房のうた」


 落ちた目に 月や雲 あばら骨の胸 息がぼそっと

 大都会 水入らず あばら家の屋根 闇がごそっと

 自転車で 墓の町 ゲゲゲ 絵を描いた お金はちょっと

 日が暮れて むぎごはん ゲゲゲ パンの耳 お肉はちょっと

 すくすく (なんのかんの) 腹が空く (胸がすく)
 あばら骨で (あばら家だけども)
 かかえこむ さぁ 呪文を唱えよう

※ゲゲゲゲゲ ゲゲゲゲゲ ゲゲゲの女房
 ゲゲゲゲゲ ゲゲゲゲゲ ゲゲゲの亭主

 祠から 汽車が出る 踊る骨の夜 風がぼそっと

 すべてよし 水びたし すきま風の夜 星がごぞっと

 なんのかんの (すくすく) 胸がすく (腹が減る)
 あばら家で(あばら骨みたいに)
 つつみこむ さぁ 呪文を唱えよう

※Repeat

 クスックスッ (やんややんや) 腹がクスッ (胸がクスッ)
 あばら骨に (あばら家つきぬけ)
 うつしこむ さぁ 呪文を唱えよう

 ゲゲゲゲゲ ゲゲゲゲゲ ゲゲゲの女房 (亭主)

 ゲゲゲゲゲ ゲゲゲゲゲ ゲゲゲの亭主
 ゲゲゲゲゲ ゲゲゲゲゲ ゲゲゲの女房


メロディーは「これぞライダーズ節」という感じですが、詞もまたライダーズの曲に見事にマッチした世界観を表現していますね。これを作詞したのは映画版の監督でもある鈴木卓爾氏。彼がこの曲の他に作詞をしたことがあるのかは知らないけど、職業作詞家では作れない語感が素晴しい!

結成35年目という日本のロックバンドとしては最長の活動期間を誇るムーンライダーズですが、その間ヒット曲が無いというのも、またすごい。でも、もし、この曲がテレビ版の主題歌として採用されていたら、今ごろは・・・。んな訳ないか。


ゲゲゲの女房のうた

ゲゲゲの女房のうた

  • アーティスト: ムーンライダーズ、小島麻由美
  • 出版社/メーカー: バウンディ
  • 発売日: 2010/10/20
  • メディア: CD



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